“かげ”の授業 小学3年生
準備するもの
ちびっちゃいチョーク 人数の半分
屋上や中庭など、書ける場所でなおかつ日のあたる場所
よいお天気 以上
指示1 二人組を作ったらすわりましょう。
ペアがつくれない子がいたら、①三人組でもいいと伝える ②先生と組む
のどちらかで対処する。
指示2 二人でじゃんけんをします。勝った人、チョークを取りにきます。
前に集めておいたチョークを置いておく。
ひとつの場所だと殺到するので、何箇所かに分けておく。
実際は白チョークだけで行なったが、いろいろな色があってもおもしろい。
指示3 相手が困っちゃうような、おもしろポーズを考えなさい。
見本に、先生が思いきりおバカなポーズをして見せる。
指示4 できた影をチョークでなぞります。ポーズをとっている人は動いてはいけません。
この言葉をきいて、ちょっとポーズを変える子がいる。
見たままのおもしろポーズではなく、影のおもしろさを意識するのである。
指示5 なぞり終わったら、交代しなさい。
指示6 誰の影かわかるように、かげの中に名前を書いておきます。
指示7 チョークを集めます。チョークを返した人から教室へ戻りましょう。
~しばらく時間が経って~
ふたたび影を描いた場所へ戻ってくる。
指示8 自分の影のところに行ってごらんなさい。同じポーズをとりましょう。
「できなーい」
「影が動いた」
「太陽が動いたからだよ」
など口々に言い合っている。
発問1 影がひとりでに動いたのですか。
「ちがーう」
発問2 では、影を動かしたのは何ですか。
「太陽!」
一生懸命、影ができる場所を説明してくれる男の子がいた。
「太陽と反対の場所にできるんだよ」
これ以上、説明をする必要はないと感じた。